アラジンのジャスミンを演じ、その名を世界に轟かせたエキゾチックな美女、ナオミ・グレース・スコット、1993年5月6日生まれの26歳。
イギリスの女優であり、歌手でもあります。どんな人物なのでしょう?
ナオミ・スコットは、インドとイギリスのハーフ
生まれと育ちはロンドンですが、母親はウガンダ出身のインドのグジャラート系で、父親はイギリス人というハーフ。
インドの伝統的な衣装を着た姿を度々SNSに投稿している事などから、彼女がインドのルーツを誇りに思っていることが伝わってきます。
また、両親共にキリスト教の教会の牧師であり、自身もキリスト教を信教。
そして現在はキリスト教系のチャリティー団体「Compassion UK」のアンバサダーを務めています。
「Compassion UK」は、世界各国で貧困に苦しむ家族や子供たちを支援し、教育や医療、経済支援などを主に活動しているチャリティー団体。
ルワンダを実際に訪問したり寄付を呼びかけたりと、そういった活動も行なっているのです。
ディズニーの出演はアラジンが初めてではない?
実は以前にもディズニーチャンネルに出演しているんです。2008年に、”Life bites”と言うイタリアのシリーズで出演。そして 3年後には別のディズニーのプロダクションにて.レモネード・マウス (Lemonade Mouth) というミュージカルドラマにも出演しています。
日本の子供達の人気者!ピンクレンジャー役を演じた事も。
日本の特撮作品である「スーパー戦隊シリーズ」の英語版ローカライズとして制作されたテレビドラマ『パワーレンジャー』シリーズの第1作『メイティ・モーフィン・パワーレンジャー』を原作とした2017年の映画、『パワーレンジャー』ではピンクレンジャー/キンバリー・ハート役で出演しています。
様々な人種の若手俳優たちが集う、これからのハリウッドを映し出しているかのような作品ですが、日本人にとってパワーレンジャーといえば、子供の頃のヒーロー!
すぐ近くの存在だったヒーローものを演じていると思うと、なんだか親近感が湧いてしまいますね。
劇中で歌っているのはナオミ・スコットの歌声!
女優だけではなく、歌手としても活躍しているナオミ・スコット。
教会でゴスペル音楽を歌って育ったと言い、学生時代に組んだバンド「エターナルズ」を見たイギリスのポップシンガー、ケル・ブライアンに見出され歌手デビューしています。
1992年のアラジンのアニメーション版では、ジャスミン王女の歌声はリー・サロンガとリズ・キャロウェイによって演じられていますが、2019年の実写バージョンでは”ジャスミン”として独りで歌いあげました。
6番目の公式ディズニープリンセスとなる”ジャスミン”は、考え・思っている事をしっかりと伝える自立したキャラクターとして描かれており、フェミニズム(女性解放/男女同権)と関連付けられる事もしばしば。その為、ディズニーは今回のヒロイン・新ジャスミンのために新たに”Speechless”という曲を書き下ろしました。
ナオミ・スコットが歌い上げる”Speechless”は、5月23日のリリース以降、1700万回以上視聴されている話題の曲に。
ナオミ・スコット21歳の時に結婚
わずか26歳ながら、21歳の時にすでに結婚という人生の一歩を踏み出している彼女。
2014年、4年間の交際を経て、イギリスのサッカー選手であるジョーダンスペンスと結婚しました。
アラジンのプレミアにも何度か同行しています。2人の出会いはナオミの両親の教会なんだそう。
次はチャーリーズ・エンジェルのエンジェル役!
次の大きな映画は、エリザベス・バンクスが監督するチャーリーズ・エンジェルズのリブート版。1970年のテレビシリーズから映画化まで、多くのファンに愛され続けた『チャーリーズ・エンジェル』ですが、アメリカの女優クリステン・スチュワートとイギリスの女優エラ・バリンスカとともに、3人の新しい主演天使の一人エレナ・ハフリンを演じる事に。
リブート版では、エンジェルズたちをバック・アップしているジョン・ボスレーが男性から女性に変更されることが決定。
ナオミ・スコットが思う「強い女性が活躍する現代」をまた一つアップデートした作品に。2019年11月15日に全米公開予定です。
内面から美しさがにじみ出ているナオミ・スコット。
チャーリーズ・エンジェルズはもちろん、今後の女優業と歌手活動に注目すべき女性です。