エマ・ワトソンとはどういう人物

「ハリー・ポッター」のハーマイオニー役でデビューしたエマ・ワトソン。

2010年には「2009年に最も稼いだハリウッドの稼ぎ手」「最もリッチな30歳以下のイギリス人スターランキング」両方にランクインしました。

けれども、「これまで自分の学費以外のお金で一番使ったのは、ラップトップと車の免許証を手に入れた際に購入したトヨタのプリウスよ!」と自らの稼いだギャラの使い道に困っている、と語っていた事も。

こんな発言からも彼女の真面目な性格が感じられます。

社会活動にも力を入れており、国連のUNウィメン親善大使に任命されるなど、ジェンダー問題にも積極的に取り組んでいます。美しさだけではない、世界的な人気を誇る彼女のこれまでを振り返ります。

ema watson

エマ・ワトソンのプロフィール

本名:エマ・シャーロット・デュエール・ワトソン

生年月日:1990年4月15日

出生地:パリ・フランス 

兄弟:3歳下の弟

両親は、英国の弁護士。

5歳のときに両親は離婚し、母親と兄弟と共にイギリスのオックスフォードに移った為、育ちはイギリス。

J・K・ローリング原作の小説『ハリー・ポッター』を映画化した1作目、『ハリー・ポッターと賢者の石』ハーマイオニー・グレンジャー役で大ブレイクした事はおなじみ。10年間で計8本に渡るハリー・ポッターシリーズに出演しました。

実はその前に演技の経験はなく、8回のオーディションを受け、主人公・ハリー・ポッターの親友であり、賢くてボスっぽ雲知性的なハーマイオニー・グレンジャーの役​​を獲得。

善と悪の戦いを戦う若い魔法使い役として、このハリーポッターの子役トリオは世界中で知られるようになりました。

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大成功を収めた『ハリー・ポッターと賢者の石』は、米国での初日に記録的な3330万ドルを獲得し、世界中での興行収入9億7500万ドルを超えました。アカデミー賞3回とBAFTA賞7回にノミネートされ、エマ・ワトソンは新進気鋭のスターとしての地位を確固する事に。

シリーズ累計では成績世界歴代3位の77億ドルとなりました。

そしてそこからの10年間、ハリー・ポッターシリーズの撮影で、彼女の青春の日々はせわしないものに…。

次は2002年に『ハリー・ポッターと秘密の部屋』、そして2004年に『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人のために』そして2011年の最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝 パート2』を通して8部シリーズ全作に出演し続けました。

子役たちは撮影中は休学していたが学業を続けることが法律で義務付けられている為、個人教師も一緒にロケ地を回っていたそう。思春期を映画の撮影の日々に費やしつつも、学業にもきちんと励んでいた3人なのです。

共演者のダニエル・ラドクリフとルバート・グリントと共に、毎日5時間の個別指導を受講し、高校の高認試験(高等学校卒業程度認定試験)を受験。

そして優秀な成績を獲得しました!最後の2本の映画を撮影するためには学校を1年休んだそうですが、学業を諦める事はなかったそう。忙しい子供時代と青春時代です。

2009年からアメリカの名門ブラウン大学に通い、その間も「ウォールフラワー」(2012)や「ブリングリング」(2013)、「ノア 約束の舟」(2014)などで若手女優として活躍し、女優としての彼女の能力を証明。14年にはブラウン大学で英文学の博士号を取得しました。

その後は10年間演じてきた優等生、ハーマイオニー役のイメージ=エマ・ワトソンになった事もあり、そこからはそのイメージを払拭する事を意識したそう。

「私は外と完全に閉ざされた世界で生きてきて、ハーマイオニー役を演じてきた。そして今、私は必死にそこから自分の道に進もうとしている」と、2011年のVogueのインタビューで語っています。

撮影が終了した後にはそれまでのロングヘアから一新、ベリーショートになって、世界を驚かせた事も!

エマ・ワトソンはファッションアイコン

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映画スターとしてだけでなく、ファッショニスタとしても知られている彼女。

ファッション業界から大きな注目を浴びています。

「ファッションが大好き。それは世界に自分を見せるための方法だから。それはとても重要な事だと思う」とインタビューで言っていた事も。

バーバリーの2009年秋冬コレクション・2010年春夏コレクションに選ばれ、ハイファッションとモデルの世界へ。

2011年にはヴォーグの表紙を飾り、ランコムの香水のコマーシャルにも出演しました。

フェミニズム活動

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女優活動だけではなくフェミニズム活動にも積極的で、2014年7月に国連のUN Women親善大使に任命され、若い女性のエンパワーメントやジェンダー平等を推進してきています。

2014年には「HeForShe」について国連本部でスピーチを行い、フェミニズムのムーブメントに新たな風を吹き込みました。

「女性がフェミニズムという言葉を使うのに怯えていたら、一体どうやって男性も使い始めるようになるのでしょうか?」

他にも、バングラデシュなどの国を訪れ女性の地位の向上を訴えるなど、様々な活動をしてきたのです。そのために2016年、女優業を1年間休業。そして2017年に公開された『美女と野獣』のベルで復帰。全世界興収10億ドルの大ヒットを記録しました!

ジェンダーを超えて平等を訴える若きフェミニスト・リーダーとして様々な方面で精力的に活動するエマ・ワトソン。女優業だけでなく幅広い分野で活躍し、美しさや高い演技力という女優としての魅力だけでなく、知性や行動力など様々な人間的な魅力が私たちを惹きつけるのかもしれません。

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